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Gmailで外部アカウントのメール受信が遅れる原因と対処方法

2025/10/16 | Windowsトラブル

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お客様から、「Gmailに設定した独自ドメインのメールアドレスで、メールの受信が数十分単位で遅れる」というご相談をいただきました。

送信後、できる限りリアルタイムでメールを受信できるよう、調査と設定を行いました。

本記事では、メール遅延の原因となった「Gmailの仕様」と、実際に効果があった2つの具体的な対処法をご紹介します。

メールの運用方法(構成の確認)

まずはじめに、お客様がどの様な構成でメールを利用されているのか確認しました。

お客様は、外部メールサーバーで独自ドメインのメールアドレスを登録し、それをGmailに追加して利用されていました。

Gmailはあくまでメーラーとして利用し、実際のメールサーバーは外部で運用されている構成です。

確認内容

メールボックスの空き容量

メールボックスの容量が上限近くになるとメールを受信できなくなります。

総量の30%程度しか利用していなかったので、こちらは問題なさそうでした。

DNS MXレコード

MXレコードには受信サーバーの情報が設定されており、独自ドメインのサーバー情報が正しく設定されていました。

こちらも問題なしと判断しました。

% dig mx example.co.jp
・・(省略)・・
;; ANSWER SECTION:
example.co.jp.		300	IN	MX	0 受信サーバー.

メッセージヘッダーの分析

当該メールアドレスで受信したメールのメッセージヘッダーでメールの経路情報を確認しました。

すると次のことがわかりました。

  1. 送信元から外部メールサーバー(独自ドメイン側)への到達は数十秒と即時的。
  2. 外部メールサーバーからGmailへの到達に、数十分のタイムラグが発生している。

原因:Gmailの「メール取得」仕様

この結果から、遅延の原因は「外部メールサーバーとGmailの同期間隔」にあると考えました。

Gmailの「他のアカウントのメールを確認」機能は、リアルタイムではなく、数十分〜1時間程度の間隔で同期が行われるようでした。

これにより、メールサーバーに届いたメールがGmailに表示されるまでにタイムラグが生じていました。

対処:リアルタイム受信を実現する2つの方法

対処方法として2案ご案内しました。

【案1:手動でメールを取得する】

受信ボックスのページを再読み込みするほか、Gmailの「設定」画面から手動でメールサーバーとの同期を指示できます。

都度この操作を行うことで、強制的にメールを取得し、リアルタイムに近い受信を実現できます。

【案2:Gmail以外のメールソフトを利用する】

遅延の原因がGmailの同期間隔にあるため、これを利用せず、メールサーバーのメールをメールソフトで直接利用する方法をご提案しました。

お客様は本案を選択され、Outlookにアカウントを設定させていただきました。

結果として、遅延のないリアルタイムでのメール受信が実現しました。

まとめ

Gmailに設定した外部アカウントでメールの受信が遅延する原因と対処方法をご紹介しました。

弊社では、メールの設定を始めとしたITサポート業務を行っています。

ITについてお悩みなどありましたらお気軽にご相談ください。

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