ホーム » WordPress » 横スクロールできる表をWordPressサイトに表示してスマホ対応する方法

横スクロールできる表をWordPressサイトに表示してスマホ対応する方法

2025/09/29 | WEB, WordPress

ITサポート・
WEBサイト制作は
お任せください

  • パソコンの動作が遅い
  • IT・DXツールを導入したい
  • WEBサイトを作りたい
  • WEBサイトの表示がおかしくなった

パソコンやスマートフォンなど、どんな画面サイズでも見やすい横スクロールできる表をWordPressで作成する方法をご紹介します。

横スクロールできる表のサンプルイメージ

まずは、今回作成する表のサンプルをご覧ください。

表の横幅が画面内に収まる場合は通常通り全体が表示されます。

パソコンで表示した表

しかし、スマートフォンなど横幅が狭い端末では、表が自動的に横スクーロルするようになります。

横スクロールできる表の作り方

テーブルブロックで表を作成する

WordPressの固定ページもしくは投稿ページにテーブルブロックで表を作成します。

WordPreeテーブルブロックで作成した表

このとき2つポイントがあります。

  1. ヘッダー・フッターセクションは無効化する
  2. 追加CSSクラスを設定する

編集画面の右側にあるサイドバーで、ヘッダーセクションとフッターセクションは無効化しておきます。

表のヘッダー・フッターを無効化

ヘッダー・フッターセクションを有効にすると、WordPressのテーマによっては後で設定するCSSがうまく機能せず、レイアウトが崩れてしまうことがあります。

代わりに、CSSでヘッダー・フッターのデザインを設定するため、その内容を入力しておきます。

サンプルでは先頭行と先頭列の内容がヘッダーとなります。

同じく右側のサイドバーにある「追加CSSクラス」に、任意のクラス名(例:custom-table)を入力します。

表にCSSクラスを追加

このクラス名を使って、後ほど横スクロールするためのCSSを適用します。

表に横スクロールのCSSを設定する

次に、作成した表に横スクロールのCSSを設定します。

必要なCSS(全体)

まずは、すべてのCSSをまとめてご紹介します。

.custom-table table tbody tr:first-of-type td,
.custom-table table tbody tr td:first-of-type {
    background: #f7f7f7 !important;
    text-align: center !important;
}

.custom-table table tbody {
    display: table !important;
    width: 100% !important;
}

.custom-table table {
    overflow-x: auto !important;
    white-space: nowrap !important;
}

@media (max-width: 480px) {
    .custom-table table::before {
        content: "表は横スクロールできます。";
        font-size: 10px;
    }
}

各CSSの解説

  • ヘッダー部分の装飾
.custom-table table tbody tr:first-of-type td,
.custom-table table tbody tr td:first-of-type {
    background: #f7f7f7 !important;
    text-align: center !important;
}

.custom-tableクラスを持つテーブルの最初の行と最初の列のセルにスタイルを適用しています。

具体的には、セルの背景を薄いグレー(#f7f7f7)にして、中央揃えにしています。

これにより、表のヘッダー部分が視覚的に分かりやすくなります。

  • スクロール機能の設定
.custom-table table tbody {
    display: table !important;
    width: 100% !important;
}

.custom-table table {
    overflow-x: auto !important;
    white-space: nowrap !important;
}

overflow-x: auto;で表の幅が親要素(画面)からはみ出たときに、横スクロールバーを自動で表示します。

white-space: nowrap;は表内のテキストが自動的に改行されるのを防ぎます。

常に1行で表示されるようになるので、表のセルが縦に伸びるのを防ぎ、横スクロールが機能します。

  • スマートフォン向けスクロールヒント
@media (max-width: 480px) {
    .custom-table table::before {
        content: "表は横スクロールできます。";
        font-size: 10px;
    }
}

これは、画面幅が480px以下(主にスマートフォン)の場合にのみ適用されるスタイルです。

::before疑似要素を使って、表の直前に「表は横スクロールできます。」というテキストを表示します。

これにより、ユーザーは表が隠れていても、横にスクロールできることに気づくことができます。

まとめ

横スクロールできる表をWordPressサイトに表示する方法をご紹介しました。

レスポンシブ対応になるので、パソコンやスマートフォンなどどのような端末でもストレスなくウェブページを見ることができるようになるかと思います。

弊社ではウェブサイトの制作や保守を行っています。お気軽にご相談ください。

ITサポート・WEBサイト制作はお任せください