今回はPowerShellでExchangeOnlineのメールボックスサイズを取得しようとしてID重複エラーになったときの原因と対処法をご紹介します。
目次
エラーの内容
...省略
[31;1mGet-MailboxStatistics: [31;1mEx838C9A|Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.ManagementObjectAmbiguousExcepti[0m
[31;1m[31;1mon|指定したメールボックス ID: "〇〇〇〇" が一意ではありません。[0m
...省略
エラーの対処法
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$total_size_list = Get-Mailbox -RecipientTypeDetails UserMailbox -ResultSize Unlimited | Foreach{Get-MailboxStatistics -Identity $_.Identity | Select DisplayName,TotalItemSize}
...省略
Get-Mailboxコマンドですべてのユーザーのメールボックスを取得して、その結果からGet-MailboxStatisticsコマンドにてメールアカウント名と現在の使用量、最大容量を抽出しています。
Get-MailboxStatisticsのパラメータを$_.Identityから$_.LegacyExchangeDNに変更することでエラーが解消しました。
エラーの原因
Get-MailboxStatisticsで指定したメールボックスのIDが重複しているとエラーにあります。
このIDとはメールアドレスの@記号の左側を指しているようで、次のようなドメイン違いのメールアドレスがExchangeに登録されているとID重複となりエラーします。
- tarou@sample.com
- tarou@example.com
LegacyExchangeDNは一意なパラメーターなので、上記のようなメールアドレスが登録されていても重複エラーになることなく処理されます。
まとめ
今回はPowerShellでExchangeOnlineのメールボックスサイズを取得しようとしてID重複エラーになったときの原因と対処法をご紹介しました。
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