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【複数サイト運用】PHPバージョンをディレクトリごとに変更【エックスサーバー】

2025/07/10 | PHP, WEB

今回はディレクトリごとにPHPバージョンを変更する方法をご紹介します。

はじめに

エックスサーバーのサブドメイン環境を例にご紹介します。

PHPバージョンを変更する方法

PHPバージョンを変更したいディレクトリにphp.cgiファイルを作成します。

[sub.example.co.jp]$ vi php.cgi

php.cgiファイルには変更したいバージョンのPHPコマンドパスを記載します。

以下はエックスサーバーにてPHP8.3へ変更する場合の記載例です。

#!/usr/bin/sh
exec /usr/bin/php-fcgi8.3

作成したphp.cgiファイルのパーミッションを755へ変更します。

[sub.example.co.jp]$ chmod 755 php.cgi

PHPバージョンを変更したいディレクトリに.htaccessファイルを作成します。

[sub.example.co.jp]$ vi .htaccess

.htaccessファイルには先ほど作成したphp.cgiを参照する処理を記載します。

<FilesMatch "\.php$">
SetHandler php-script
Action php-script /php.cgi
</FilesMatch>

PHPバージョンが変わっていることを確認する

PHPバージョンを変更したいディレクトリにPHPファイルを作成します。

[sub.example.co.jp]$ vi test.php

PHPファイルには現在のPHPの設定情報を出力する処理を記載します。

<?php
echo phpinfo();

作成したPHPファイルにブラウザでアクセスします。

URL例:https://sub.example.co.jp/test.php/

実行中のPHP情報が表示されるので、php.cgiに記載したPHPバージョンへ変更されていることを確認します。

エラーはないがPHPバージョンが変わらないとき

作成したPHPファイルにブラウザでアクセスしたときに実行中のPHP情報が表示されるがバージョンが変わっていない場合、エックスサーバーにおいては「Xアクセラレータ」機能が影響していることがあります。

「Xアクセラレータ」機能を無効化して再度PHPバージョンが変わるか確認しましょう。

500エラーになるとき

手順中で作成したPHPファイルにブラウザでアクセスしてエラーメッセージなどが表示される場合、次のような原因が考えられます。

  • php.cgiや.htaccessの記述ミス・パーミッション設定ミス
  • メモリ不足

詳細はサーバーのエラーログを確認しましょう。

まとめ

今回はディレクトリごとにPHPバージョンを変更する方法をご紹介しました。

弊社ではホームページの作成や保守の一貫でサーバーの設定なども行っております。

サーバーの環境構築やトラブル対応などはお任せください。

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